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2008年10月 2日 (木)

枕元の本晒し 2日目

ネタバラシ的な話からいくと、今回の晒しは、
とりあえず枕もと近辺にあった本を片っ端から写真に撮って
その写真を適当にチョイスしながら、
これまた適当に文章を紡いで行くと言う構造になっております。
……正直、何でこんな本撮ってんだ、的な写真も数枚ありますが、
それはまたそれで(笑)

さて、本日は
P1000519
『死体は語る』 著:上野正彦 時事通信社

著者の上野正彦氏は、殺人事件とかが起きた時、
ワイドショーなんかでコメントを求められる事が多いので、
なんとなく名前に聞き覚えのある方も多いんじゃないかな、と思うのですが、
そんな上野氏が、東京都監察医務院を辞められた直後に書かれた本がこちら。

若干凄惨な描写があるものの、根底に流れるのは「死者の人権」を守ろうとする
著者の熱い思いと優しさなので、読後感は悪くありません。
とにかく、最初の一章の一文が、俺のハートを持っていっちゃったもんで、
いまだに度々読み返す本になっています。

生きている人の言葉には嘘がある。
しかし、もの言わぬ死体は決して嘘を言わない。
丹念に検死をし、解剖することによって、
なぜ死に至ったかを、死体自らが語ってくれる。
その死者の声を聞くのが、監察医の仕事である。

……うわ、かっこいい。
この文章を知ってると、テレビに出てくる上野氏が格好よく見えるのが不思議ね(笑)
普通の人のよさそうなおじいさんなんだけどね。

内容は、三十数年の監察医生活の中で、特に記憶に残った出来事を中心に、
それにまつわる人々の悲喜交々、そして著者自身の思いを語った
所謂エッセイなんですが、やはり人と違う仕事をしてる人というのは
それだけで面白いものがかけちゃうんだなぁ、とつくづく思わせる内容です。
現在は文庫版で出てるので、気になった方はぜひ読んでみてください。
他にもいろいろ書かれてるけど、個人的にはこの本が一番のオススメですねえ。

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